特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅰ.母体・胎児編
(8)妊娠中・後期〔多胎〕
56.MD双胎の体重評価・羊水量・臍帯動脈血流計測の留意点―多胎妊娠の評価を怠るな
高橋 雄一郎
1
Yuichiro Takahashi
1
1岐阜県総合医療センター産科・胎児診療科
キーワード:
MD双胎
,
羊水量
,
臍帯動脈血流計測
Keyword:
MD双胎
,
羊水量
,
臍帯動脈血流計測
pp.189-192
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002871
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はじめに
多胎の中期以降の妊婦健診においては,多くの所見に注意が必要となる。双胎であれば2人,品胎であれば3人分の生命がかかった健診であり,必ずしも効率的な健診が可能なわけではなく,実直に2倍,3倍の時間をかけていく必要がある。特に一絨毛膜二羊膜(MD)双胎は,胎盤表面の両児間の血管吻合があるため,翌週には急変してしまう可能性がある。本稿では,MD双胎の中期以降での健診における評価について,特に体重評価・羊水量・臍帯動脈血流計測に絞って留意点とコツ,および世界の潮流をまとめた。

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