特集 周産期から広がるファミリーセンタードケア
産前産後の家族への支援
家族が始まる瞬間を支える産科医療:分娩立ち会いと包括的支援の実践
松井 雅子
1
,
高橋 雄一郎
1
MATSUI Masako
1
,
TAKAHASHI Yuichiro
1
1岐阜県総合医療センター産科・胎児診療科
pp.826-830
発行日 2026年8月10日
Published Date 2026/8/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002792
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はじめに
Family-centerd care(FCC)とは「患者と家族の尊厳と多様性を尊重し,家族と医療者の良好なパートナーシップを基盤とした情報の共有,意思決定支援,家族のエンパワメントなどの包括的かつ継続的なケアプロセス」と定義1)されている。日本では新生児医療領域で広く浸透してきた概念であるが,産科病棟においてはまだ十分に普及しているとはいい難い。妊娠・分娩・産褥期は家族形成の基盤となる重要な時期であり,産科領域もFCCの理念が求められる場であると考えられる。

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