特集 新生児蘇生NCPR2025改訂版
各論
新生児蘇生の血糖管理
小澤 悠里
1
OZAWA Yuri
1
1国立成育医療研究センター新生児科
pp.564-567
発行日 2026年5月10日
Published Date 2026/5/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002709
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はじめに
出生後,新生児は胎盤からのグルコース供給が途絶することで一過性の血糖低下を呈する。通常は出生後1〜2時間で最低値に達し,その後はインスリン分泌の低下とともに肝臓でのグリコーゲン分解および糖新生により上昇し,24〜72時間で安定した血糖値に達する。この出生後早期の血糖低下は transitional neonatal hypoglycemiaと呼ばれる生理的現象であり,この一連の代謝変化は胎児期から子宮外環境への適応過程を反映している1)。

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