連載 新生児学基礎講座[臨床編]・21
新生児の血糖管理の基礎と実際
仁志田 博司
1
1東京女子医科大学・母子総合医療センター新生児部門
pp.246-251
発行日 1991年3月25日
Published Date 1991/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900284
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新生児管理の中で,低血糖はその発生頻度が高いのみならず,適切な早期治療によって恒久的な中枢神経系後遺症を防ぐことが可能であるところから,重視すべき疾患の一つである。一方,高血糖は近年,超未熟児がNICU入院患児の主要な部分を占めるようになり,その重要性が増加してきた。さらに,新生児特有の糖代謝の生理と病態を理解しておくことは,新生児の栄養管理の上においても極めて大切な事柄である。
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