特集 クロスアップデート2026:相互理解のために知っておきたい最新知識
新生児科から産科へ
正期産児の管理 乳児期RSV感染症の重要性
清宮 綾子
1
SEIMIYA Ayako
1
1イムス富士見総合病院小児科
pp.420-422
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002665
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はじめに
RSウイルス(respiratory syncytial virus:RSV)は,乳幼児における急性下気道感染症の主要な原因であり,世界的にも大きな疾病負担を有する感染症である1)。特に生後6か月未満の乳児で入院率が高く,重症例は生後3か月未満に集中することが報告されている2)。日本においてもRSVは毎年流行を繰り返してきたが,近年は流行開始の早期化や通年化傾向が報告されており3),出生時期に関わらず乳児がRSVに曝露されうる状況となっている。季節性疾患という従来の認識は変化しつつあり,周産期医療の立場からもますます無視できない感染症となっている。

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