特集 周産期における生命倫理を考える
総論
生まれてくる子どものための医療(生殖・周産期)に関する生命倫理について審議・監理・運営する公的プラットフォーム構築の必要性と今後の課題
鈴木 直
1
SUZUKI Nao
1
1聖マリアンナ医科大学産婦人科学
pp.21-24
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002555
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はじめに:生命倫理をめぐる環境変化と周産期・生殖医療の進展
近年の生殖・周産期医療は,技術革新と社会的価値観の変化により,かつて想定されなかった倫理的課題を次々に提示している。体外受精・胚移植,配偶子などの凍結保存,そして着床前遺伝学的検査(PGT-M)などの技術は,生命の萌芽に直接関わる医療行為として,人間の生殖を「治療」から「設計」へと変化させつつある。特に最近のデータによると,日本においては10人弱に1人が体外受精・胚移植によって生まれている。

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