特集 周産期感染症2026
新生児からみた周産期感染症
1.基礎編
52.胎児・新生児の免疫系の発達とその機能―自然免疫系
高田 英俊
1
Hidetoshi Takada
1
1筑波大学医学医療系小児科学
キーワード:
自然免疫
,
易感染性
,
免疫制御
Keyword:
自然免疫
,
易感染性
,
免疫制御
pp.231-234
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002468
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
新生児はさまざまな感染症に罹患しやすい。その主な要因としては,免疫機能の未熟さが挙げられる。胎児は母体に対する免疫寛容状態にあり,微生物の影響をほとんど受けない無菌環境にある。出生後,新生児は胎内環境から大きく異なる外界に適応していく過程にある。そのため,胎児や新生児の免疫機能のどの要素がどのように特徴づけられ,どのように変化していくのかを理解することが重要である。本稿では,胎児・新生児期の生体防御機構の一環として注目されるバリア機能にも焦点を当てながら,自然免疫系の特徴について概説する。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.

