特集 発生から考えてみよう! 早産児診療の諸問題とその対応
Ⅱ.急性期の諸問題
感染免疫
高田 英俊
1
1筑波大学医学医療系小児科学
キーワード:
早産児
,
バリア機能
,
自然免疫
,
獲得免疫
,
免疫制御
Keyword:
早産児
,
バリア機能
,
自然免疫
,
獲得免疫
,
免疫制御
pp.823-827
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001706
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SUMMARY
▷新生児,特に早期産児の生体防御バリア機能は脆弱である.
▷新生児・早産児の好中球プールは少ない.
▷早産児の好中球の遊走能,血管内からの遊出能,貪食能,殺菌能は低下している.
▷早産児の自然免疫応答は強く制御されており,Th1細胞の誘導能は著しく低下している.
▷早期産児に対する感染予防は,その効果や患者の状態を考慮しながら適切に行う必要がある.

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