特集 周産期感染症2026
産科からみた周産期感染症
38.伝染性紅斑
松田 秀雄
1
Hideo Matsuda
1
1医療法人社団出産相扶会 松田母子クリニック
キーワード:
Parvovirus
,
胎児貧血
Keyword:
Parvovirus
,
胎児貧血
pp.168-170
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002453
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はじめに
伝染性紅斑(Parvovirus B19感染症)は,妊娠中に母体が罹患した場合,胎児に重篤な影響を及ぼしうる代表的なウイルス感染症である。学童期を中心に流行する本疾患は,成人女性への感染機会も少なくない。特に免疫のない妊婦が曝露した場合,胎児水腫や胎児死亡といった深刻な転帰をきたす可能性があるため,産科医療における重要な感染症の一つとされる。本稿では,伝染性紅斑の病態,妊娠中の感染が及ぼす胎児への影響,診断および治療・管理,さらに予防の観点から,周産期における対策を概説する。

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