特集 周産期感染症2026
産科からみた周産期感染症
39.風疹
田丸 俊輔
1
Shunsuke Tamaru
1
1埼玉医科大学病院産科・婦人科
キーワード:
先天性風疹症候群
,
CRS
,
congenital rubella syndrome
,
風疹ワクチン
,
風疹HI抗体価
Keyword:
先天性風疹症候群
,
CRS
,
congenital rubella syndrome
,
風疹ワクチン
,
風疹HI抗体価
pp.171-174
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002454
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はじめに
風疹は,発熱,発疹,リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症であるが,妊娠20週頃まで,特に妊娠初期の風疹罹患は児の胎内感染の原因となり,白内障や緑内障などの眼疾患,先天性心疾患,感音難聴などを生じる先天性風疹症候群(congenital rubella syndrome:CRS)を引き起こすことがある1)。また,不顕性感染や,稀ではあるものの再感染によってもCRSが起こることが知られている2)。わが国では,すべての妊婦に対して妊娠初期に風疹抗体価(HI)の測定を行うことが推奨されている3)。本稿では,風疹の母子感染に関して,国内外の動向,妊婦における風疹抗体検査と対応について概説する。

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