特集 快適で安全な周産期の麻酔のために
各論:無痛分娩に伴う合併症
母体損傷
新垣 達也
1
ARAKAKI Tatsuya
1
1昭和医科大学医学部産婦人科学講座
pp.1367-1370
発行日 2025年11月10日
Published Date 2025/11/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002363
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はじめに
近年,わが国においても無痛分娩の施行例が増加している。麻酔管理下での分娩では,疼痛が緩和されることにより異常徴候の認知が遅れる可能性がある。また,子宮収縮薬の併用による過強陣痛や胎児機能不全,または器械分娩の施行など,間接的に合併症リスクが上昇することも指摘されている。

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