特集 周産期の画像診断 第3版
新生児編 Ⅴ.注目の画像診断
新生児における核医学診断
内山 眞幸
1
UCHIYAMA Mayuki
1
1東京慈恵会医科大学放射線医学講座
キーワード:
脳血流シンチグラフィ
,
肺血流シンチグラフィ
,
肝胆道シンチグラフィ
,
リンパ管シンチグラフィ
,
123I-MIBGシンチグラフィ
Keyword:
脳血流シンチグラフィ
,
肺血流シンチグラフィ
,
肝胆道シンチグラフィ
,
リンパ管シンチグラフィ
,
123I-MIBGシンチグラフィ
pp.524-528
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001912
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はじめに
核医学は,非密封放射性同位元素および放射性医薬品を投与し,その体内動態を体外より画像化,定量することにより非侵襲的に臓器の機能や血流,腫瘍や炎症の存在部位を把握する検査である。小児特有の疾患特異性とその疾患の発症年齢に特異性があり,そのため小児は検査項目にも特徴がある。小児核医学研究会2023年度分アンケートでは施行検査で最も多いのが腎臓核医学検査,次いで18F-FDG PET,脳核医学検査,腫瘍核医学と続き,2022年度以前より18F-FDG PETが増加した。そんななか,生後4週目までの新生児期に施行されている核医学検査は限られる。
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