特集 周産期の画像診断 第3版
新生児編 Ⅲ.CT診断 A.頭部
水頭症,囊胞性疾患
藍原 康雄
1
,
千葉 謙太朗
1
AIHARA Yasuo
1
,
CHIBA Kentaro
1
1東京女子医科大学脳神経外科
キーワード:
脳室拡大
,
水頭症
,
囊胞性疾患
,
脳動静脈奇形
,
くも膜囊胞
,
脳膿瘍
Keyword:
脳室拡大
,
水頭症
,
囊胞性疾患
,
脳動静脈奇形
,
くも膜囊胞
,
脳膿瘍
pp.433-439
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001893
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はじめに
一般的に,頭蓋内出血や脳室内出血(intraventricular hemorrhage:IVH)など,胎児脳卒中を引き起こす可能性のある頭蓋内腫瘤は,胎児神経超音波検査によって出生前に検出可能となる。先天性水頭症の原因診断としては,胎児期・新生児期から乳児期早期にかけては超音波検査がスクリーニングに適している。X線被曝の問題はあるが,新生児期の水頭症や囊胞性疾患に対する診断や治療後の長期経過観察を行う目的では,頭部CT検査は有用といえる。
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