症例
腎盂尿管移行部通過障害に伴う両側先天性巨大水腎症をきたして新生児期から腎瘻造設術を要した1例
木下 万莉
1
,
猪俣 慶
1
,
藤戸 祥太
1
,
大塚 里奈
1
,
高島 悟
1
,
吉松 秀隆
1
,
井上 武
1
KINOSHITA Mari
1
,
INOMATA Kei
1
,
FUJITO Shouta
1
,
OTSUKA Rina
1
,
TAKASHIMA Satoru
1
,
YOSHIMATSU Hidetaka
1
,
INOUE Takeshi
1
1熊本市民病院新生児内科
pp.1178-1181
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001696
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はじめに
先天性水腎症は無症状のことが多く,通常は経過観察となる。しかし,巨大水腎症により,腎不全や消化管通過障害,呼吸障害などをきたす場合には生後早期からの外科的治療が必要となる。今回,腎盂尿管移行部通過障害(ureteropelvic junction obstruction:UPJO)による両側の先天性巨大水腎症により,新生児期に腎瘻造設を行った症例を経験したので報告する。
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