特集 知って得する胎児・新生児の心疾患2024
応用編
心臓カテーテル検査による診断
豊野 学朋
1
TOYONO Manatomo
1
1秋田大学大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系小児科学講座
pp.1003-1008
発行日 2024年7月10日
Published Date 2024/7/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001649
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
1980年代には2次元心臓超音波検査により多くの心疾患を有する新生児が心臓カテーテル検査を受けることなく診断・治療できるようになり,1990年代には経食道心臓超音波検査,造影CT検査,MRI検査が詳細な画像を得るために使用され,カテーテル検査の必要性がさらに減少した。しかし,より複雑な心疾患の治療に伴い,心疾患をもつ新生児の評価と治療には,詳細な生理学的データが必要となるため,心臓カテーテル検査は今なお重要である。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.