特集 新型コロナウイルス感染症と周産期医療
総論
SARS-CoV-2の検査法
船木 孝則
1
FUNAKI Takanori
1
1国立成育医療研究センター小児内科系専門診療部感染症科
pp.1428-1433
発行日 2023年10月10日
Published Date 2023/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001116
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はじめに
2019年12月に中国湖北省武漢市で初めて新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)の患者が報告されて以降,感染者が全世界に瞬く間に広がり,世界的大流行(パンデミック)となった。それからすでに3年以上が経過し,新型コロナウイルス(severe acute respiratory syndrome coronavirus 2:SARS-CoV-2)に対する検査についても急速な進歩があり,さまざまな知見が得られた。本稿では,現時点での検査法の種類とそれぞれの検査意義,実施および解釈に関する注意点について解説する。
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