特集 周産期医療のヒヤリ・ハット―医療事故・医療紛争を防ぐために 産科編
各論
分娩時の児の損傷の予防―帝王切開,器械分娩,肩甲難産
宮越 敬
1
MIYAKOSHI Kei
1
1聖母病院産婦人科
pp.954-958
発行日 2023年6月10日
Published Date 2023/6/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000977
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はじめに
帝王切開および器械分娩は母子の予後改善を目的とした手技であるが,まれに児損傷(fetal injury)が生じる。また,経腟分娩では常に肩甲難産を念頭に分娩に立ち会うことが必要である。本稿では,分娩に伴う児損傷や肩甲難産の現状およびその予防・対応を中心に概説する。
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