増刊号 191の疑問に答える周産期の栄養
新生児・乳児の栄養
3.人工乳栄養
1)人工乳の種類,使用法
細野 茂春
1
Hosono Shigeharu
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター周産期科新生児部門
キーワード:
調乳
,
調整液状乳
,
調製粉乳
,
フォローアップミルク
Keyword:
調乳
,
調整液状乳
,
調製粉乳
,
フォローアップミルク
pp.600-602
発行日 2022年11月18日
Published Date 2022/11/18
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000649
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はじめに
WHOでは乳児が最適な発育・発達および健康を維持していくためには生後6か月間は母乳のみ育てることが好ましいとしている。一定期間は母乳育児を行うことの効果を幅広く啓発し,母乳育児の支援を十分行うことは,すべての周産期医療従事者の責務である。しかし,十分な母乳量が確保できない,母親が母乳育児ができない,母親が母乳禁忌薬剤を服薬している場合など,完全母乳で育てられない児に対しては適切な方法で乳児用調整乳を与える必要がある。乳児用調整乳以外に治療用特殊ミルク,フォローアップミルクが存在している。
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