特集 見て,聞いて,触って,身体所見から考える妊産褥婦の異常とその対応
外来で胎児が徐脈になっている
松澤 聡史
1
,
桂木 真司
1
MATSUZAWA Satoshi
1
,
KATSURAGI Shinji
1
1宮崎大学医学部産婦人科
pp.1157-1160
発行日 2022年8月10日
Published Date 2022/8/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000287
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はじめに
胎児心拍数陣痛図(CTG)で胎児の心拍数が110bpm未満のものを徐脈としており,その持続時間で遷延一過性徐脈と胎児徐脈に分けられる。開始から元の基線に戻るまでが2分以上10分未満のものを遷延一過性徐脈とし,10分以上持続するものを胎児徐脈とされている。本稿では外来で胎児が徐脈(110bpm未満)になっているのを確認した場合の対応について述べる。
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