今月の臨床 産科外来検診マニュアル
妊娠中期
30.胎児徐脈
宇津 正二
1
Masazi Utsu
1
1聖隷浜松病院産科
pp.546-548
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901285
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妊娠中期の産科検診では,正常妊娠経過の場合でも,ときどきドキッとするほどのゆっくりしたリズムの胎児徐脈に遭遇することがある(60〜100bpm)。
ほとんどの例は,ドプラ心音をじっときいていると数秒ほどで回復する一過性の徐脈発作のことが多いが,なかには母体の体位変換や酸素吸入などの後に,やっと回復するような胎児徐脈もある。
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