特集 Late preterm・Early termを展望する
各論
産科編―Late pretermでの早産管理 「継続」を主体とした子宮収縮抑制薬投与
平久 進也
1
,
船越 徹
1
TAIRAKU Shinya
1
,
FUNAKOSHI Tohru
1
1兵庫県立こども病院産科
pp.473-477
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000109
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はじめに
近年,高齢妊娠や多胎の増加,また医学的適応による人工早産の増加に伴い,妊娠34週0日~36週6日(late preterm)の早産が増加している。従来late pretermに出生した児(late preterm児)は正期産児と体格的に大きな違いがないため正期産児とほぼ同様に扱われていたが,近年late preterm児は生理学的,代謝学的に未熟であり,死亡率,罹病率,生後1か月以内の再入院率が有意に高いことが判明し注意喚起されている。
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