研究
オンライン両親学級および母親学級の受講満足度に関する調査研究
中村 優花
1
,
菊地 君与
2
,
佐藤 洋子
2
,
末次 美子
2
,
諸隈 誠一
2
NAKAMURA Yuka
1
,
KIKUCHI Kimiyo
2
,
SATO Yoko
2
,
SUETSUGU Yoshiko
2
,
MOROKUMA Seiichi
2
1九州大学大学院医学系学府保健学専攻看護学分野
2九州大学大学院医学研究院保健学部門
pp.119-123
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000026
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目 的
今日,「両親学級」や「母親学級」は,核家族化や情報化の進行,生活環境の変化などの影響により大多数の施設でルーチン業務として実施されている1)。これらを実施する主な目的は,妊娠・出産・育児に関する知識・技術の学習をとおして,妊娠分娩経過の見通しをもつことで,不安を軽減することにある。さらに,友人づくりなどの社会的ネットワーク形成をとおして,妊娠中から育児期までのソーシャルサポートの向上をはかる役割も有しており,妊娠期の不安や産後の育児不安の軽減・解消に重要であることが明らかになっている2)。しかしながら,新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,不要不急の外出自粛や各種イベントの中止・延期により,ほかの妊婦との交流や出産・育児に関する知識や技術の習得の場に参加できる機会が減少しており,両親学級や母親学級もその例外ではない。
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