特集 口腔咽頭診療の論点─多領域のスペシャリストにきく─
【口腔癌の治療戦略】
顎欠損患者の外科再建と補綴設計─支持・把持・維持の視点から─
隅田 由香
1
Yuka Sumita
1
1日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第1講座
キーワード:
顎顔面補綴治療
,
支持療法
,
骨再建デザイン
Keyword:
顎顔面補綴治療
,
支持療法
,
骨再建デザイン
pp.210-214
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002006
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はじめに
頭頸部欠損は,口唇裂口蓋裂,腫瘍切除,外傷,薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)など,多様な要因で生じる。欠損は,咀嚼・嚥下・発音といった口腔機能を障害するのみならず,顔貌の変化や心理的負担を通じて,患者の社会生活や生活の質(QOL)に深刻な影響を及ぼす。従って,支持療法の一つとして行われる顎義歯の装着などの補綴治療は,頭頸部欠損患者の機能回復と社会復帰に,重要な役割を担う1)。

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