特集 ここまでわかった 嗅覚・味覚とその障害
【嗅覚障害とそのマネージメント】
小児の嗅覚とその障害
森 恵莉
1
Eri Mori
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
小児
,
嗅覚
,
嗅覚障害
,
先天性嗅覚障害
Keyword:
小児
,
嗅覚
,
嗅覚障害
,
先天性嗅覚障害
pp.59-62
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001956
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はじめに
嗅覚は,味覚や視覚聴覚とともに,食欲,情動,記憶形成などに関与する重要な感覚である。食べ物のにおいや風味を楽しみ,危険を察知し,季節や環境を感じ取ることは,日常生活の質を支えている。
しかし小児では嗅覚の異常を訴えることが少なく,周囲も気づきにくいため,診断・介入の機会が限られている。診療で行われている嗅覚検査は成人を対象としており,また学校健診にも嗅覚の項目が含まれていないため“においがわからない子ども”が見逃されている可能性がある。

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