特集 外来で出会うアレルギー疾患—Total Allergist入門
押さえておくべきアレルギー疾患の基本
アレルギー性鼻炎(花粉症)
大久保 公裕
1
1日本医科大学大学院医学系研究科頭頸部感覚器科学分野
キーワード:
アレルギー性鼻炎
,
スギ花粉症
,
有病率
,
薬物療法
,
舌下免疫療法
Keyword:
アレルギー性鼻炎
,
スギ花粉症
,
有病率
,
薬物療法
,
舌下免疫療法
pp.209-215
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227417
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Point
◎花粉症の有病率はこの20年で10代は2.5倍,10歳以下では4倍に増加している.
◎治療には,まず抗原の除去・回避の努力が必要である.
◎頻用される後期の第2世代抗ヒスタミン薬では副作用が減少し,倍量投与が保険適用となる薬剤が出現してきた.
◎期待の舌下免疫療法は自宅で行うアレルゲン免疫療法であるため,医師のみでなく患者自身も十分な知識をもつ必要があり,始めるにあたってのガイダンス,治療継続の確認が重要である.
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