特集 鼻科診療の論点-異なる立場の対話とディベート-
【異なる診療科の立場から】
眼窩壁骨折の対応―形成外科医の立場から―
竹内 直子
1
,
宮脇 剛司
1
Naoko Takeuchi
1
,
Takeshi Miyawaki
1
1東京慈恵会医科大学附属病院形成外科
キーワード:
眼窩壁骨折
,
眼窩底骨折
,
blowout fracture
,
経眼窩アプローチ
Keyword:
眼窩壁骨折
,
眼窩底骨折
,
blowout fracture
,
経眼窩アプローチ
pp.143-147
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001463
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はじめに
眼窩壁骨折の治療は,眼球運動障害や複視といった機能的改善と眼球陥凹や眼位の異常など整容的改善の両立が必要とされる。また緊急性の可否や保存的治療の適応など,治療方針は多角的に検討されるべきであり,適切な治療がなされなければ重篤な後遺障害を生じうる。本稿では,眼窩壁骨折の中でも頻度の高い眼窩下壁,内壁骨折について形成外科的な対応を述べる。
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