外視鏡併用TEES

はじめに

　外視鏡はアームの先端に取り付けられた鏡体を自在に動かすことでさまざまな角度から術野を観察できる機器である。映像は大型のモニターに映し出され，3Dメガネを使うことで立体像を見ることができる。heads-up surgeryが可能で，同一術野の共有にも優れるなど，顕微鏡と異なる特徴を多く持つ。2010年代後半より開発され，脳神経外科領域で導入が進んでいるが，それ以外でも脊椎外科や一般外科などでも使われ始めており，近年，耳鼻咽喉科でも注目されている。