連載 古典あれこれ
ニコラ・テスラ―発明家としての生涯―
加藤 隆介
1
Ryusuke Kato
1
1神尾記念病院附属聴覚クリニック
キーワード:
ニコラ・テスラ
,
無線
,
X線
Keyword:
ニコラ・テスラ
,
無線
,
X線
pp.898-903
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001196
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はじめに
ニコラ・テスラ(1856~1943年)の名は物理学の磁束密度の単位テスラ(MRIの磁場強度)として現在も残されている(図1)。近年ではアメリカの電気自動車メーカーの社名で有名である。もしかしたらDeathBeamの開発をアメリカ政府が隠蔽したという怪しげな話をご存知かもしれない。電気文明黎明期に交流技術(電力発電,電動モーター),無線技術(通信,遠隔操作,電力送信)などを生み出し,貧困の中で孤独死した発明家,ニコラ・テスラの生涯を振り返る。
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