特集 COVID-19後の診療の工夫と心のケア
【各論】 COVID-19後の新たな診療
睡眠障害
木下 雄仁
1
,
寺井 秀樹
1
,
福永 興壱
1
Katsuhito Kinoshita
1
,
Hideki Terai
1
,
Koichi Fukunaga
1
1慶應義塾大学医学部呼吸器内科
キーワード:
COVID-19
,
罹患後症状
,
睡眠障害
,
睡眠時無呼吸症候群
Keyword:
COVID-19
,
罹患後症状
,
睡眠障害
,
睡眠時無呼吸症候群
pp.845-848
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001184
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はじめに
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および,新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease-2019:COVID-19)は,2019年12月に中国武漢で発生し,瞬く間に世界へ広がった。日本では,緊急事態宣言下でさまざまな活動に制限がかかり,学校ではオンライン授業が,企業ではリモートワークが,それぞれ普及した。これらはわれわれの生活にさまざまな変化をもたらし,睡眠にも少なからず影響を及ぼした。そして,COVID-19の罹患後症状(いわゆる “後遺症”)の1つとして睡眠障害が知られるようになった。
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