連載 症例をどうみるか
LAUP術後に咽頭の瘢痕狭窄が生じ,咽頭形成術を用いて修正した1例
近藤 農
1
,
千葉 伸太郎
1,2
Minori Kondo
1
,
Shintaro Chiba
1,2
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
2太田睡眠科学センター所長
キーワード:
LAUP
,
咽頭形成術
,
CWICKs
Keyword:
LAUP
,
咽頭形成術
,
CWICKs
pp.557-560
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000574
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はじめに
laser-assisted uvulopalatoplasty(以下LAUP)は1990年にKamamiら1)が報告して以来,本邦でもいびきの日帰り手術として一部のクリニックで施行されるようになった。レーザーによる手術で術後の瘢痕拘縮が起こり,咽頭違和感や睡眠時無呼吸の悪化に繋がることがしばしば問題となっている。今回,LAUP術後に咽頭違和感を訴え,咽頭形成術(CWICKs)を用いて修正した1例を経験したので,考察を加えて報告する。
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