連載 症例をどうみるか
アレルギーコンポーネント検査と皮膚テストが有用であった口腔アレルギー症候群の1例
中野 光花
1
,
遠藤 朝則
1,2
,
吉川 衛
1
Mika Nakano
1
,
Tomonori Endo
1,2
,
Mamoru Yoshikawa
1
1東邦大学医療センター大橋病院耳鼻咽喉科学講座
2東京共済病院耳鼻咽喉科
キーワード:
口腔アレルギー症候群
,
花粉・食物アレルギー症候群
,
アレルギーコンポーネント
,
皮膚テスト
Keyword:
口腔アレルギー症候群
,
花粉・食物アレルギー症候群
,
アレルギーコンポーネント
,
皮膚テスト
pp.219-222
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000475
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はじめに
口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome:OAS)は「口唇・口腔・咽頭粘膜を中心として誘発される,IgE抗体を介した即時型アレルギー症状」と定義される1)。果物によるOAS症例は多く経験するが,近年は大豆製品によるOAS症例の報告も増えている2)。
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