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特集 SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の基礎から臨床まで
GLP-1受容体作動薬
GLP-1受容体作動薬の血圧低下メカニズム
Blood pressure-lowering mechanisms of GLP-1 receptor agonists
田中 正巳
1
,
伊藤 裕
2
TANAKA Masami
1
,
ITOH Hiroshi
2
1ミッドタウンクリニックイースト
2慶應義塾大学予防医療センター
キーワード:
血圧
,
体重
,
GLP-1受容体作動薬
,
ナトリウム排泄
,
レニン・アンジオテンシン系
Keyword:
血圧
,
体重
,
GLP-1受容体作動薬
,
ナトリウム排泄
,
レニン・アンジオテンシン系
pp.356-363
発行日 2026年9月25日
Published Date 2026/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002580
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はじめに
一連の臨床試験においてグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(glucagon-like peptide-1 receptor agonist:GLP-1RA)は,ヘモグロビンA1c(hemoglobin A1c:HbA1c)と体重に加えて,一次エンドポイントではないものの,血圧を有意に下げることが示されてきた。このことは,この薬物が2型糖尿病患者の降圧療法に応用できる可能性を示唆する。この降圧作用は,GLP-1RAの体重減少作用に依存しているとも考えられるが,依存しない降圧作用を示唆する臨床研究の結果も存在する。本稿では,GLP-1RAの体重減少に依存しない降圧メカニズムについて,筆者らの総説1)をもとに解説する。

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