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特集 薬剤による腎障害
各論2 分⼦標的薬関連腎障害
免疫チェックポイント阻害薬による腎障害
Adverse kidney events induced by immune checkpoint inhibitor
山本 伸也
1
,
森田 圭介
1
,
柳田 素子
1
YAMAMOTO Shinya
1
,
MORITA Keisuke
1
,
YANAGITA Motoko
1
1京都大学大学院医学研究科腎臓内科学
キーワード:
がん
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
急性腎障害
,
irAE
,
onconephrology
Keyword:
がん
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
急性腎障害
,
irAE
,
onconephrology
pp.234-241
発行日 2026年8月25日
Published Date 2026/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002551
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はじめに
近年,免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitors:ICIs)をはじめとする新規抗がん薬が次々と開発され,がん治療の枠組みは大きく変化している。ICIsは,T細胞活性化を抑制する免疫チェックポイント分子を阻害し,抗腫瘍免疫応答を再活性化する薬剤であり,がん細胞を直接治療標的とする従来の殺細胞性抗がん薬とは全く異なる作用機序を有している。殺細胞性抗がん薬を中心とした化学療法や外科的手術や放射線治療に次いで,がん治療の新たな柱となっている。一方で,ICIsの適応拡大に伴い,免疫関連有害事象(immune-related adverse events:irAEs)として多彩な臓器障害が認識されるようになっている。本稿では,irAEsの注意点やICIsによる腎障害の病態,診断および治療について概説し,当院におけるirAEsの早期発見に向けた取り組みについても紹介する。

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