特集 エキスパートがお答えします! 日常臨床のあるあるの疑問
第8章:腎臓
末期腎不全や透析患者でもアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は継続するべきでしょうか?
田村 功一
1
1横浜市立大学 医学部循環器・腎臓・高血圧内科学
pp.597-599
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_597
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お答えします 末期腎不全(CKDステージG5)や透析患者(CKDステージG5D)でも高血圧治療のための降圧薬としてアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は継続して投与可能です.ただし,正常腎機能患者の場合よりも慎重な投与量の調節と副作用を含めての経過観察が求められます.
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