今月の主題 ガイドラインを基盤とした心不全の個別診療
心不全の治療
【慢性心不全の内科的治療】
薬物療法:アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)
池田 聡司
1
,
前村 浩二
1
1長崎大学循環器内科
pp.1288-1291
発行日 2009年8月10日
Published Date 2009/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104012
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ポイント
●レニン・アンジオテンシン系は心不全時に活性化され,心筋リモデリングに関与する.
●ARBはAT1受容体に拮抗し,AT2受容体を刺激することで心筋リモデリングを抑制する.
●大規模臨床試験にてARBはACE阻害薬とほぼ同等の心不全患者の予後改善効果を有することが示されてきている.
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