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第4章 循環器系に作用する薬剤
[降圧薬]
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)
後岡 広太郎
1
1東北大学大学院 循環器内科
pp.668-671
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_668
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・現在7種類のアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)が発売され,高血圧診療における第一選択薬の一つになっている.
・ARBはアンジオテンシンⅡ受容体(アンジオテンシンⅡ1型受容体)を阻害し,アンジオテンシンⅡの血管収縮作用を抑制することによって,血圧を低下させる.
・降圧作用以外にも心臓・腎臓への保護効果を認めるが,その効果は薬剤により異なり,患者の病態に合わせたARBの選択が求められる.
© Nankodo Co., Ltd., 2023