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特集 AIことはじめ
各論
腎臓リハビリテーションにおけるAI活用
Utilization of AI in renal rehabilitation
上月 正博
1,2
KOHZUKI Masahiro
1,2
1山形県立保健医療大学理事長・学長
2東北大学名誉教授
キーワード:
治療用アプリ
,
腎保護作用
,
adding life to years and years to life
Keyword:
治療用アプリ
,
腎保護作用
,
adding life to years and years to life
pp.618-622
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001510
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はじめに
人工知能(artificial intelligence:AI)の進歩のスピードが加速している。AIは記憶力や計算能力がヒトより勝っており,医学情報などを網羅的に解析するテキストマイニングや,ビッグデータ分析(データサイエンス)・機械学習・深層学習などが行われている。腎臓病に対しても,腎生検の画像分析,重症化予防,透析機器のための重症化進行予測分析,腹膜透析の在宅管理,エリスロポエチン最適投与管理など,さまざまな試みがされている。腎臓リハビリテーション(腎臓リハビリ)は,腎臓病患者の日常生活動作(ADL)・QOLの向上,腎不全・心不全重症化予防などの効果で最近注目を集めている医療である。本稿では,腎臓リハビリに果たすAIの役割について,今後の期待も込めながら解説する。
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