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特集 サイコネフロロジー:透析・移植
各論
患者のメンタルヘルス 腎臓内科からみた精神疾患合併の透析患者への対応
Nephrologists’ viewpoint on dialysis patients with psychiatric complications
二木 功治
1
,
村上 円人
2
FUTATSUGI Koji
1
,
MURAKAMI Marohito
2
1国家公務員共済組合連合会立川病院腎臓内科
2佐野厚生総合病院腎臓内分泌代謝内科
キーワード:
血液透析
,
精神疾患
,
ブラッドアクセス
Keyword:
血液透析
,
精神疾患
,
ブラッドアクセス
pp.301-305
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001229
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はじめに
血液透析医療は,腎代替療法として患者の生命予後のみならず,患者生活の質(QOL)の維持に多大に寄与している。しかし同時に透析医療は各種危険と隣り合わせの医療である1)。日々の透析医療に携わるスタッフの危険防止やリスク軽減のための努力により成り立っているものである。本稿は,精神疾患合併透析患者に対しての血液透析を行う場面を想定する。そして主に患者安全を目的とした留意点を,当院(立川病院)での経験を踏まえ,腎臓内科医,透析医の立場や視点で提示する。特にブラッドアクセスなどの扱いについて提示する。
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