開かれた透析医療-Integrated Careの具現化
腎臓専門医と透析専門医との連携
斎藤 知栄
1
,
山縣 邦弘
1筑波大学 医学医療系臨床医学域腎臓内科学
キーワード：
意思決定
,
インフォームドコンセント
,
血液透析
,
腎臓移植
,
チーム医療
,
紹介と相談
,
腎置換療法
,
ブラッドアクセス
,
腎臓病医
Keyword:
Nephrologists
,
Decision Making
,
Informed Consent
,
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Referral and Consultation
,
Kidney Transplantation
,
Renal Replacement Therapy
pp.23-29
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017161104
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保存期慢性腎不全患者が近い将来腎代替療法を必要とするようになると,情報提供の時期や治療の選択,準備そして腎代替療法導入までの経過でさまざまな局面があり,腎臓専門医,透析専門医のほかに多くの診療科の医師や医療従事者の関与が不可欠である.腎代替療法開始時期を予測し,必要な準備期間や受容期間を逆算しながら,適切な時期の透析導入を迎えられるよう,相互の連携を深めて進められるよう準備する.そのためには保存期腎不全の管理,透析導入の適切なタイミングについて熟知することが,透析導入を担当する腎臓専門医,透析専門医の双方にとって必要である.
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