Japanese
English
特集 CKD-MBDの新しい潮流
CKD患者の血管石灰化病変の特徴
下肢末梢動脈病変
Lower extremity artery disease
守矢 英和
1
,
小林 修三
1
MORIYA Hidekazu
1
,
KOBAYASHI Shuzo
1
1湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター
キーワード:
下肢末梢動脈疾患
,
包括的高度慢性下肢虚血
,
慢性腎臓病
,
血液透析
,
動脈硬化
Keyword:
下肢末梢動脈疾患
,
包括的高度慢性下肢虚血
,
慢性腎臓病
,
血液透析
,
動脈硬化
pp.301-306
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000872
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Ⅰ CKD患者におけるLEADの病因・病態
下肢末梢動脈疾患は,以前は閉塞性動脈硬化症(arteriosclerosis obliterans:ASO)と呼ばれていたが,その後末梢動脈疾患(peripheral artery disease:PAD)と呼ばれるようになり,そして最近では特に下肢の動脈病変に限定するためLEAD(lower extremity artery disease)と呼称が変わってきている。いずれにせよ,LEADの背景の病態は動脈硬化であるが,動脈硬化のリスク因子としては古典的な因子としての喫煙や高血圧,糖尿病,脂質異常症などが知られている。慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者の原疾患としても糖尿病性腎症や腎硬化症の頻度は多く,自ずとCKD患者におけるLEAD発症の頻度も多くなってきている。
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