Japanese
English
特集 CKD・透析・移植患者の末梢動脈疾患治療の進歩
各論
治療 末梢動脈疾患の形成外科的治療
Plastic surgery treatment of peripheral arterial disease
辻 依子
1
,
寺師 浩人
2
TSUJI Yoriko
1
,
TERASHI Hiroto
2
1神戸大学大学院医学研究科形成外科学分野足病医学部門
2神戸大学大学院医学研究科形成外科学
キーワード:
CLTI
,
下肢切断
,
局所陰圧閉鎖療法
Keyword:
CLTI
,
下肢切断
,
局所陰圧閉鎖療法
pp.75-79
発行日 2023年7月25日
Published Date 2023/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000817
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
足潰瘍・壊疽を伴う下肢動脈疾患は,包括的高度慢性下肢虚血(chronic limb-threatening ischemia:CLTI)に分類され,下肢予後だけでなく生命予後も不良である。その理由として糖尿病,心血管系疾患,脳血管障害,腎機能障害など,さまざまな合併症をもつことや高齢者が多く,発症時にすでにロコモティブシンドローム,サルコペニアの状態となっており,容易にフレイルに陥りやすいことなどが挙げられる。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.