Japanese
English
特集 尿細管と腎線維化
【臨床と病理】
移植腎におけるIF/TA
Interstitial fibrosis and tubular atrophy in allograft kidney
井藤 奈央子
1
,
種田 積子
1
,
本田 一穂
2
ITO Naoko
1
,
TANEDA Sekiko
1
,
HONDA Kazuho
2
1東京女子医科大学 病理診断学
2昭和大学医学部 顕微解剖学
キーワード:
尿細管萎縮
,
間質線維化
,
髄放線傷害
,
カルシニューリン阻害薬
,
拒絶反応
Keyword:
尿細管萎縮
,
間質線維化
,
髄放線傷害
,
カルシニューリン阻害薬
,
拒絶反応
pp.894-901
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000556
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はじめに
移植腎における尿細管萎縮および間質線維化はIF/TA(interstitial fibrosis and tubular atrophy)と呼ばれる。IF/TAの成因は,拒絶反応,薬剤,虚血,尿流異常,尿路感染症など多岐にわたり,これらの複合要因であることも稀ではない。IF/TAの進行により,移植腎は機能低下や廃絶をきたすため,可能な限りその成因を同定し適切な管理・治療を行うことが,移植腎の長期生着率向上につながる。
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