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特集 腎疾患における臨床研究の進歩
【国内データベースの活用】
J-CKD-DBプロジェクト
The Japan Chronic Kidney Disease Database（J-CKD-DB）Project
長洲 一
1
NAGASU Hajime
1
1川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学
キーワード：
SGLT2阻害薬
,
real world evidence
,
J-CKD-DB
,
慢性腎臓病
Keyword:
SGLT2阻害薬
,
real world evidence
,
J-CKD-DB
,
慢性腎臓病
pp.409-413
発行日 2022年9月25日
Published Date 2022/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000300
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Ⅰ 腎疾患研究におけるreal world dataの必要性
腎疾患患者は年々増加しており，約1,300万人が慢性腎臓病（CKD）に該当する。CKDは糖尿病，高血圧などの生活習慣病，高齢化が発症因子であり，今後も一層の増加が危惧される。また，CKD患者は末期腎不全のみならず，脳卒中，心疾患，認知症を高率に発症する。このように日本人の健康寿命延伸を阻害する重大な疾患群である。
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