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特集 消化管感染症のすべて2025
Ⅳ.回盲部・大腸・肛門
(A)細菌感染症
1)食中毒/急性感染症
【Note】感染後過敏性腸症候群―COVID-19後IBSも含めて―
Post infectious irritable bowel syndrome (IBS)-including post COVID-19IBS-
正岡 建洋
1
Tatsuhiro Masaoka
1
1川崎市立川崎病院内視鏡センター
キーワード:
感染後過敏性腸症候群
,
COVID-19
,
急性胃腸炎
Keyword:
感染後過敏性腸症候群
,
COVID-19
,
急性胃腸炎
pp.203-204
発行日 2025年12月24日
Published Date 2025/12/24
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002389
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感染後過敏性腸症候群とは
器質的疾患を認めないにも関わらず,下部消化管由来と考えられる症状を呈する疾患の総称が機能性腸疾患であり,生命予後には影響しないものの,生活の質に影響する。その代表的疾患が過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)である。その診断基準は国際的な専門家からなるRome委員会によって定期的に見直されており,現時点で最新のものは2016年に発表されたRomeⅣであるが,2026年にRomeⅤが発表される予定である。RomeⅣにおいてIBSの診断基準は『週に1回以上の腹痛が診断の6カ月以上前にはじまり,最近3カ月以内は持続する。なおかつ,①排便と関連する②排便回数の頻度の変化を伴って症状が始まる③便性状の変化を伴って症状が始まる,のうち2つ以上を満たす 』とされている1)。2020年に日本消化器病学会から発表された機能性消化管疾患診療ガイドライン2020過敏性腸症候群(IBS)(以下ガイドライン)においてもRomeⅣ基準は有用であるとされている2)。なお,本邦のガイドラインも改訂作業中である。
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