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特集 消化器内視鏡寸言集2025
Ⅵ.胆膵
コンベックス型EUSは,シャフトを真っすぐにしてショルダーターン
Do a shoulder turn when controlling a convex-type echoendoscope
良沢 昭銘
1
Shomei Ryozawa
1
1埼玉医科大学国際医療センター消化器内科
pp.626-627
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002050
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解説
コンベックス型EUSではスコープに対して垂直な断面が描出される(図1)。したがってスコープの周囲360°を描出するためには,スコープを時計回り,反時計回りに回転させる必要がある(図2)。この際スコープのシャフトが曲がっている状態で,右手を使ってスコープを時計回り,反時計回りに回転させようとしても難しい(図3a)。まずはスコープのシャフトを真っすぐにする(図3b)。次にスコープのハンドルを左肩から右肩,また右肩から左肩に移動させるだけで,容易にスコープの先端を時計回り,反時計回りに回転させることができる(図4)。この動作はショルダー・ターンと呼ばれている(動画)。右手はシャフトに軽く添えているだけである。EUSを用いた穿刺手技を行う際には,右手は穿刺針の操作を行っている。そのような場合でも,左手だけを使ってショルダーターンを行うことによって病変や穿刺針の描出の微調整を簡単に行うことができる。
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