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特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅴ.大腸
[治療]
CFP,CSP,HSPの術前,術中,術後のここに注意
Perioperative precautions for CFP, CSP and HSP
青木 敬則
1
,
滝沢 耕平
1,2
Hironori AOKI
1
,
Kohei TAKIZAWA
1,2
1交雄会新さっぽろ病院消化器内科/内視鏡内科
2神奈川県立がんセンター消化器内科
キーワード:
cold forceps polypectomy(CFP)
,
cold snare polypectomy(CSP)
,
hot snare polypectomy(HSP)
Keyword:
cold forceps polypectomy(CFP)
,
cold snare polypectomy(CSP)
,
hot snare polypectomy(HSP)
pp.235-240
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001691
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Tips
● Cold polypectomyを選択する場合には切除深度の関係からより正確な質的診断が望まれる。
● CFPでは切除前に鉗子を開いて周囲の正常粘膜を含めた病変全体を把持できるかを確認する。
● CSPでは病変を絞扼する前に数ミリメートル程度の周囲粘膜を含むようにスネアの開きを調整する。
● HSPでは切除前の適切な体位と予防的な茎部結紮が重要である。
● クリップを用いた予防的結紮術のコツは,ロングサイズのクリップをなるべく茎の基部に留置することである。
● 留置スネアを用いた予防的結紮術を成功させるポイントは,留置スネアを病変径よりやや大きめに展開し,スコープ操作で頭部を通過させることである。
● 病変切除後は必ずIEEを用いて切除断端を確認することが重要である。
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