Japanese
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特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅴ.大腸
[挿入・観察・診断]
結腸過長症患者への挿入法(高度肥満患者含む)
Colonoscope intubation for patients with dolichocolon, including those with severe obesity
大野 康寛
1
,
中村 尚志
2
Yasuhiro OONO
1
,
Hisashi NAKAMURA
2
1東京都立東部地域病院消化器内科
2赤坂内視鏡クリニック
キーワード:
結腸過長症
,
高度肥満
,
浸水法
Keyword:
結腸過長症
,
高度肥満
,
浸水法
pp.217-221
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001688
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Tips
● 先端アタッチメントの使用により,スコープ先端と腸管の距離を保ち,送気を最小限に抑えることができる。
● 浸水法による挿入は,腸管の屈曲・過伸展を防止・軽減し,腸管を直線化した状態で挿入することが可能となる。
● 肥満を伴う結腸過長症の患者では,ロング長のスコープを迷わずに使用する。
● 高度肥満の患者では,腹臥位による腹部全体の圧迫や,深吸気による横隔膜による圧迫が有効な場合がある。
● 上記の対策を行っても挿入困難なことがあり,その場合は腹部にバンドを巻いて腹部への圧迫を強化し,挿入を試みることもある。
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