Japanese
English
特集 全身性疾患を見逃すな!―内視鏡所見から読み解く―
[食道病変を生じる全身性疾患]
リンパ節腫大を伴う良性食道潰瘍―結核―
Benign esophageal ulcer with lymphadenopathy: tuberculosis
山田 洋介
1
,
芳澤 社
1
,
大月 寛郎
1
Yosuke Yamada
1
,
Yashiro Yoshizawa
1
,
Yoshiro Otsuki
1
1聖隷浜松病院消化器内科
キーワード:
食道結核
,
結核性リンパ節炎
,
食道潰瘍
Keyword:
食道結核
,
結核性リンパ節炎
,
食道潰瘍
pp.825-829
発行日 2024年6月25日
Published Date 2024/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001469
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典型的な内視鏡像
Case
70歳台男性。小脳梗塞の既往があるが,免疫不全状態となる既往歴なし,内服歴なし。主訴はなく,検診の上部消化管造影検査にて胸部食道に陥凹性病変を指摘された。内視鏡所見は,門歯25cmの胸部上部食道左壁に辺縁浮腫を伴う3cm大の境界明瞭な陥凹性病変を認めた(図1a)。陥凹内には複数の顆粒状隆起を伴っていた(図1b)。
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