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特集 大腸内視鏡のトラブルシューティング
[緊急内視鏡関連のトラブルシューティング]
【Note】急性出血性直腸潰瘍:便塊にて止血に難渋
What should we do when massive feces interferes with hemostatic treatment in a case with acute hemorrhagic rectal ulcer?
矢野 智則
1
Tomonori Yano
1
1自治医科大学内科学講座消化器内科部門
キーワード:
ゲルイマージョン法(gel immersion法)
,
ビスコクリアⓇ
,
止血術
Keyword:
ゲルイマージョン法(gel immersion法)
,
ビスコクリアⓇ
,
止血術
pp.414-415
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001288
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急性出血性直腸潰瘍
急性出血性直腸潰瘍(acute hemorrhagic rectal ulcer:AHRU)は,脳血管障害,心不全,腎不全,大腿骨頸部骨折などで長期臥床状態の高齢者に多くみられる直腸潰瘍で,背景疾患と長期臥床,便塊貯留による局所粘膜の血流低下が原因と考えられている。緊急内視鏡時には,全身状態から十分な腸管前処置が難しく,体位変換も困難で,便塊や凝血塊による視野不良で止血に難渋する。
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