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特集 大腸腫瘍に対する外来内視鏡治療を極める
[総論]
【Note】外来内視鏡治療への対応:クリニックの立場から①
Response to outpatient endoscopic treatment: from the clinic’s perspective Management of endoscopic day surgery in an office-based setting 1)
白倉 立也
1
,
高橋 敬二
1
,
野澤 博
1
,
西野 晴夫
1
Tatsuya Shirakura
1
,
Keiji Takahashi
1
,
Hiroshi Nozawa
1
,
Haruo Nishino
1
1松島病院大腸肛門病センター
キーワード:
内視鏡治療
,
cold snare polypectomy
,
抗血栓薬
Keyword:
内視鏡治療
,
cold snare polypectomy
,
抗血栓薬
pp.1405-1409
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000919
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はじめに
近年の大腸癌増加に伴い,大腸内視鏡検査(colonoscopy:CS)の需要は増加の一途をたどっているが,大腸癌の発症率・癌死の抑制にはいかに前駆病変である大腸腺腫をCSで確実に切除するかが重要である。幸いなことにCSを実施するクリニックも増加しており,診断・治療の裾野は確実に広がっている。さらにcold snare polypectomy(CSP)の急速な普及に伴い,外来で実施できる内視鏡切除の割合が増加している。その分,どこまでを外来診療の適応範囲としていくかをはじめ,診断方法,手技・処置具の選択などは盛んに議論されている1)。
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